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あわぶくの如き日常。
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昨日から今日にかけて、亜弥勒さんが我が寒冷なる部屋に泊まりに来た。

昨夜、雨の中やってきた亜弥勒をカボチャの煮物とサンマの唐揚げという手抜きな料理でおもてなしして、夜半からヴォーカリストなマスターがやっているバーへ遊びに行った。
酒を飲まない彼女はしかし、琵琶茶で酔っ払いのテンションに見事ついてくる。他の客とお話したり、9.11の追悼チャリティーライブのDVDを見たり。ザ・フーが大変格好よろしい。CDを買ってしまう予感。
だらだら歩いて帰って、気付いたらアルコールの入っていた私の方が先に就寝。ちょっと勿体無い。次回は夜を徹してお喋りしよう。


今日は昼近くに起床。やっぱり手抜きなベーコンエッグと残り物で朝兼昼御飯を済ませ、近所のスーパー銭湯へ。久し振りの大きい湯船が何とも言えない快感である。リクライニングチェアの上で風呂上がりのジュースを飲みつつテレビを眺めていたら、うとうと眠くなってきてしまったので再び活動開始。リサイクルショップに向かう。

服飾品を購入することに異様な躊躇いを見せる亜弥勒を説得し、彼女はエゴイストのニットワンピとダウンジャケット、ウェッジソールのロングブーツを入手。私はアールユーのジャケットとアナスイの長財布を購入。たまには欲しいものを買ったって良いのである。だって女の子だもん(しかし私は性別以前の問題として、基本的にその手の我慢が利かない人間である)

家に戻って、整理のために売っ払おうと思っていた服の中から何着か使えそうなものを持っていって頂く。あと、最近ヘタリアにはまっている彼女にうっかり買ってしまった単行本をプレゼント。私にはいまいちツボが掴めない。強いて言うならドイツが好き。

何処に行ってきたんですかという大荷物になってしまった亜弥勒を駅まで送り、私は現在ベッカーズ。

気心知れた友達と過ごすのは楽しい限り。近い内にまた機会を持とう。

とりあえず、次は初詣だ!


画像はまったく関係ない、花娘。リハビリの必要性を強く感じる。



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本屋にて、「官能小説「絶頂」表現用語用例辞典」という書籍を見掛けた。
タイトルを見た瞬間、足を止め、暫し固まる。猛烈に欲しいと思ってしまった。が、まずは理性と財布相手に交渉である。

「本当に欲しいか? 本当に必要か? 金欠に喘ぐような身で、こんな毒にも薬にもならんような雑学本を買ってしまって、本当に後悔しないのか?」

逡巡すること約十分。
結局購入することなく、本屋を後にした。

官能小説というものを実は読んだことがない。一つのジャンルとして何となく興味はあるが、どうも食指が動かない。エロスを中心に回る御都合主義世界の物語、という偏った認識が私の中に巣食っているせいかもしれない。日経で愛の流刑地が連載されていたとき物のついでで読んでみたが、やはり荒唐無稽に感じられて、どちらかと言えば「さあ、今日はどんな面白い展開になるんだい」と失礼な楽しみ方しかできなかった(そもそもあれは官能小説ではなかろう、ということはひとまず置いておく)。

それでもそんな雑学本に興味を引かれてしまうのは、動物的な本能とは別に人間のみが持ち得る性への執念というものに、底知れぬエネルギーを感じずにはいられないからである。
活字の中の性はどんなに淫猥な表現を用いたところで、所詮は神の視点に操られた絵空事である。熱に欠けると言ってもいい。そこを如何にして読み手に情事の熱を伝えるか。表現者の腕が試される最たる場面の一つではないだろうか。

事象をただ平淡に書くだけではいかんわけである。思わず我が事であるかのような興奮を覚える描写を求められ、その実現のために様々な用語や比喩が生まれ、駆使されている。もはや文学の域であると思う。

一生のうち一度くらい、美しくエロスに満ち溢れた官能小説を書いてみたいなんて思うが、人生経験の浅い小娘には途方もない夢のようにも思える。

……やっぱり後学のために買うべきだろうか、「官能小説「絶頂」表現用語用例辞典」。
部屋を片付けねば、と思いながら、二時間が経った。

動けない。
何故なら寒いから。

動けないほど寒い部屋は人間の居住空間として如何かと、二時間考えている。
本日、祖母と昼食。
伊勢丹の地下で食料品を見て回り、乾麺やら缶詰やら奢ってもらう。私はパスタならフェデリーニが好き。ディ・チェコのフェデリーニと、試しにリングイネを選んでみた。ジェノベーゼにして食べようと思う。

その後、レストラン街で寿司ランチ。久し振りのウニに至福のときを過ごす。
寿司は好きだが、そうそう自腹で食べられるものでもないので、回らない寿司は数ヵ月ぶりである。

一緒にウインドウショッピングでもするつもりでいたのに、雨が降りそうだからと言う理由で祖母はあっさり帰宅。振られた私は一人ぶらぶらと駅前を散策。

そこで、人生最大の買い物をしてしまった。

「何を」というのは、もう暫く胸に秘めておこうと思う。まだ実感が沸かない。新しい扉を開けたのかもしれない、というぼんやりとした感覚に、心臓がどきどきと脈を打っている。

来年は年女。
葛藤の末に思い切った決断は、私をどんな世界に連れて行ってくれるだろう。
昨日、親父と飲む。
何だかんだでこの人には敵わねえんだろうなあ、なんて言うのは、本来息子が持つべき印象だろうか。

遅れ馳せながらも社会人として踏み出そうとしている私の心情を、ここまできっちり理解する人は他に居ないかもしれない。
奔放で物事を深く考え込まないオプティミストな母よりも、何事も理を詰めなければ納得いかないペシミストな父の気質を、私は受け継いでいる。年の功かもしれないが、その頑固で融通の利かない性質を、諦念と要領で包み込んでいる父は非常に興味深い。
あと三十年もすると、私も達観の境地に至ることができるのだろうか。未来はいまだ、闇の中である。

チェーンの居酒屋で一頻り話した後、若い頃は洋酒派だったという父と共にこじんまりとしたバーへ。
久し振りにマッカランなんぞロックで飲んでみたら、連日の疲労と体調不良が一気に押し寄せて三十分ばかり潰れる。トイレでひっそりとリバースして復活。ナッツを摘まみつつ残りの酒をちびちびと干す。

帰り道、無性にラーメンが食べたくなって一人でラーメン屋に寄った。不自然に空っぽの胃を抱えた女が一人、深夜のラーメン屋に平気で入れてしまうこの図太さは、良いのか悪いのか甚だ考えものである。

帰って水飲んでメイクもそのままに就寝。

たまにはこんなグダグダな日もあっていい。
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