あわぶくの如き日常。
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南天の実を見つけた。
花よりも真っ赤に色付いた実が好きで、目にするとついつい足を止めて眺めてしまう。何処か硬質で、完成されたビーズのような美しさを持っているといつも思うが、しかしこれを鳥が食うのだと考えると、途端に生きた植物の姿に見えてくるから不思議である。
晩秋から冬にかけて実をつけるというと、真っ先に思い出されるのはカラスウリなのだが、ここ数年は見掛けたことがない。実家の近くにはカラスウリの蔓が絡み付いた木が一本あって、子供の頃よく中身をくり貫いて遊んだ。まだ小学校に上がる前、あの頃の方が、草木の名前や形や楽しみ方を、今よりもずっとよく知っていたなと思う。
畑の畦道を歩いてノビルやフキノトウを摘んでは持って帰り、食卓に並べてもらうのが楽しみだったし、自生のヨモギで作ったヨモギ餅が大好きだった。
オシロイバナの種をたくさん集めて回って、中の白い粉を取り出して遊ぶのが女の子の中のブームだった。ホトケノザは、甘さを当てっこしながら花の蜜を吸った。小さな葉を千切れないようにそっと茎から裂いてくるくる回せば、ペンペン草は立派な楽器である。
視点が低いというのも一つの理由かも知れないが、あるいはあれが正しい人間の姿なのかとも思う。
自然との共生が一番上手なのは、野原で一日遊び倒せる子供に違いない。
……で、南天から随分逸れたが、この時期からの花や樹というのが好きなので、寒いながらも外を歩く時間を出来るだけ作ろうと思った。と、いう話。
大人には大人の、ゆったりとした自然の愛しみ方。
花よりも真っ赤に色付いた実が好きで、目にするとついつい足を止めて眺めてしまう。何処か硬質で、完成されたビーズのような美しさを持っているといつも思うが、しかしこれを鳥が食うのだと考えると、途端に生きた植物の姿に見えてくるから不思議である。
晩秋から冬にかけて実をつけるというと、真っ先に思い出されるのはカラスウリなのだが、ここ数年は見掛けたことがない。実家の近くにはカラスウリの蔓が絡み付いた木が一本あって、子供の頃よく中身をくり貫いて遊んだ。まだ小学校に上がる前、あの頃の方が、草木の名前や形や楽しみ方を、今よりもずっとよく知っていたなと思う。
畑の畦道を歩いてノビルやフキノトウを摘んでは持って帰り、食卓に並べてもらうのが楽しみだったし、自生のヨモギで作ったヨモギ餅が大好きだった。
オシロイバナの種をたくさん集めて回って、中の白い粉を取り出して遊ぶのが女の子の中のブームだった。ホトケノザは、甘さを当てっこしながら花の蜜を吸った。小さな葉を千切れないようにそっと茎から裂いてくるくる回せば、ペンペン草は立派な楽器である。
視点が低いというのも一つの理由かも知れないが、あるいはあれが正しい人間の姿なのかとも思う。
自然との共生が一番上手なのは、野原で一日遊び倒せる子供に違いない。
……で、南天から随分逸れたが、この時期からの花や樹というのが好きなので、寒いながらも外を歩く時間を出来るだけ作ろうと思った。と、いう話。
大人には大人の、ゆったりとした自然の愛しみ方。
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Re:オシロイバナ好きだ~~
寒いの苦手だけど、暑さよりは得意だ笑
冬の空気は私も大好き。
危ないからやめろと言われても、冬は真夜中の散歩がやめられない。
宇宙に包まれてる感覚がするね、冬の空。
冬の空気は私も大好き。
危ないからやめろと言われても、冬は真夜中の散歩がやめられない。
宇宙に包まれてる感覚がするね、冬の空。